ある糖尿病患者さんが、3年ほど眼科受診をお休みされていました。
内科にはずっとかかっておられたのですが、眼科は以前に1年くらい通って眼底出血も自覚症状もなかったので、自己判断で通院をやめてしまったそうです。
そして最近になって両目がかすんできたと当院を受診されました。
結果は...
残念ながら、かなり進行した糖尿病網膜症になっておられました。
こうなると、何とか失明を回避すべく早急に治療を開始する必要があります。
視力回復に関してはあまり期待できません。
糖尿病で失明するのはこのように見にくくなってからようやく眼科受診するというパターンが多いです。
自覚症状が出る前にすでに糖尿病網膜症が進行していることが多いので、もっと早めの適切な時期にレーザー治療や硝子体注射を行う必要があります。
というわけで、糖尿病の患者さんの眼科定期検査は必須です。
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