喫煙でかかりやすくなる病気としては肺ガン、喉頭ガンや、慢性閉塞性肺疾患、心筋梗塞などが有名です。
しかし、目の病気にかかりやすくなることもぜひ知って頂きたいと思います。
特に最近注目されているのは「加齢黄斑変性症」です。
喫煙歴のある方には有意に発症しやすく、近年は硝子体注射の治療が普及したものの難治性で厄介な疾患であることにいまだ変わりありません。
黄斑変性症の患者さんが外来で「こんな病気になると知っていたらタバコなんか吸わなかったのに...」と嘆いておられたのが印象に残っています。
若い頃こそ病気は起こりにくいですが、年齢が上がるにつれて喫煙による病気のリスクは急激に上がります。
実際に苦しんでおられる患者さんの声を直接届けることができれば、禁煙の啓蒙活動としては最も効果があると思います。
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