ルテビタアイ3

ルセンティスの適応が拡大され、近視性変性、静脈閉塞症にも使えるようになったとたん、そのような患者さんが多く来院されているような気がいたします。これは多分気のせいで、実際は、これらの難治性疾患に対する治療手段が増えたということで、注射をお勧めすることが多くなっただけでしょう。

今までは、大学などにお願いして、同じ抗VEGF薬のアバスチンを打ってもらっていました。こちらの薬は本来抗癌剤ですが、大きな病院では、これを薬剤部で分割して製剤し、眼科患者に使用していたものです。しかし、海外で、製剤時の汚染から集団感染を起こした例も報告されていますので、ちょっと恐いということがあったのです。

ルセンティスの適応拡大で、そのような無理なお願いをすることもなくなりました。

今日は、加齢性黄斑変性症(ARMD)の前駆病変、ドルーゼで視力が低下してきた患者さんも来られました。ARMDといえば、それこそ抗VEGF抗体薬の適応ですが、実際に効果があるのは、滲出性の病変がある場合です。ドルーゼはARMDの前駆病変ですので、抗VEGF薬よりは眼科用サプリメントのほうがよいと思います。

サプリメントといっても、特定の食品が特定の眼科疾患に対して有効であることが、海外の大規模試験で確かめられています。

当院でも、新しく、三世代目の眼科用サプリメント、ルテビタアイ3を用意しておりますので、どうぞご利用ください。ルテビタアイ3の詳細は近日中にHPにアップいたします。

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