Yamane Method

今年も残すところ1ヶ月。忙しい日々が続いています。

 

眼科専門医の更新を来年に控え、お恥ずかしながら点数の追い込みをかけるため、夏以降、多くの学会、勉強会に参加しました。おかげでいろんな知識を得るとともに、多くの先生方と旧交を温める事ができました。

 

中でも、秋の臨床眼科学会(東京)の際の、日眼による専門医講習会はとても良かったです。今はやりの最小侵襲手術について角膜、緑内障白内障、網膜硝子体とほとんどの分野について網羅的に講演されたからです。

 

特に緑内障のMIGS、白内障のYamane法は注目でした。どちらも、今年、積極的に当院で取り上げている分野です。

 

Yamane(山根)法とは、30G針を用いたIOL強膜内固定の方法で、横浜の山根先生が開発されました。強膜内固定は4〜5年前より当院でも他院に先駆けて経験を積んで参りましたが、山根先生の方法は合理的のみならず結果も良好で、慣れてくれば時間も節約できると、良い事ずくめです。

 

権威ある海外誌Ophthalmologyに発表されたので、海外でも有名であり、「いかに山根法をマスターするか」が世界的トレンドになっています。

 

臨眼では山根先生の講演で直接お伺いし、先日はお師匠さんのK先生の講演も拝聴いたしました。

 

今年はMIGSを多く施行したので緑内障手術が増加しました。また、多焦点レンズや硝子体手術も増加しています。

 

眼科では新しくて良い方法が次々と開発され、患者さんにご提供できるサービスが増える一方です。その分、毎年忙しくなってしまうのがうれしい悩みです。

 

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