うるう年

今年はオリンピックイヤーでうるう年でもあります。2月が普通よりも一日多く、なんとなく得したような感じもしますね。火と水は白内障手術日ですが、それがそっくり2月に入ることになりました。

白内障手術は両眼の方が多いのですが、自己負担金の上限が月単位で決まる関係上、両眼の場合、同じ月に手術を予定いたします。こうすると、人によっては高額療養費の請求が可能となり、自己負担金の一部が帰ってきます。月をまたいで手術を行うと、この恩恵を受けることが出来なくなるのです。

従って、今日と明日に両眼の手術を連日で予定している患者さんが多くおられます。

これは白内障に限らず、硝子体手術やその他の疾患についても、医療費が多くかかる場合はなるべく単一月に収まるよう配慮したほうがよいと思います。眼科では、硝子体手術やレーザー治療など、自己負担金の高い治療も多いですから。

白内障の連日手術があたりまえになってくると、視力の回復も、即日というのが理想になってきます。術後一週間くらいだらだらと視力不良が続くようでは、日帰りで連日手術を行えません。

術直後の視力に影響するのは、角膜浮腫および高眼圧ですから、それらをなるべく起こさないように、手術の際に細心の注意が必要となってきます。また、超音波手術装置も、それなりの性能を持ったものが必要です。

白内障手術で両眼2週間も入院させていた頃とは、隔世の感があります。


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