昨日、今日とお昼から白内障手術が行われました。今週は明日も白内障手術です。
昨日の手術では、多焦点IOLとトーリック（乱視矯正IOL)をそれぞれ一名の方に使用しました。多焦点IOLは屈折誤差が許されないこと、ハロ、グレアがあることなど、扱いに慎重を要するレンズですが、偽水晶体眼でありながら、遠くも近くもメガネなしで見たいという希望をかなえるレンズですので、評価療養（先進医療）の実費がよけいにかかることを差し引いても、一定の需要があります。
当院で評価療養になっているのは、多焦点IOLの他に、前眼部OCT検査があります。閉塞隅角緑内障の診断、経過観察、あるいは、濾過手術のあとのブレブの経過観察に、今や無くてはならない検査となっています。
年々新しい器械が導入され、診断、治療が進歩してまいりました。眼科医療はそのような器械の助けなしでは到底成り立ちません。学会は、新しい器械を実際に目にし、動作を確認する場でもあります。今週末も、器械展示場を訪れるのが楽しみです。
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