タバコによる目の病気

最近の加齢黄斑変性症の治療は、おもに目の注射です。それにサプリメントも併用します。
それと同時に大事なことがあります。
それは禁煙です。
黄斑変性症は血管の異常です。
タバコを吸うと、毛細血管が収縮して血のめぐりが悪くなります。
これは黄斑変性症を発症させ、さらに悪化させてしまう原因になります。
最近受診された、黄斑変性症を治療中の患者さんでも「禁煙だけはできない〜」とおっしゃった方がおられましたが、これではせっかくの高額な治療も効果半減です。
その患者さんは「いっそのこと、1箱千円になってくれればやめられるのに〜」とおっしゃていました。千円になれば本当にやめられるのかどうかは、じきに税金が上がって判明する日が来そうです...
タバコに関連する目の病気としては、他に白内障、糖尿病網膜症も有名で、目の血管がつまるような病気も起こしやすくなります。
また、先月の眼科雑誌では、ぶどう膜炎も報告されていました。
他に、病気ではありませんが、目の下のクマも明らかに多いですよね。

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