あけましておめでとうございます

今日から2010年の診療が始まりました。

早速、午後に緊急手術を行いました。網膜剥離のバックル手術です。

当院では網膜剥離手術を日帰りで行っています。下方の孔や扁平な剥離はバックル主体で、硝子体剥離を伴う胞状剥離は硝子体手術で対処します。

術後の安静が期待できませんので、手術終了時にほぼ下液がなくなり、裂孔が閉鎖されていることが条件になります。したがいまして、バックル手術では、強膜側からの排液操作が大切になってきます。

40代以下の比較的若い患者さんでは、なるべくガスタンポナーデをしないということもポイントになります。白内障を避けるためです。

重症例では、硝子体手術を選択することが増えてきています。結果、大きなバックルや術後の絶対安静が必要なくなったことは、日帰り手術にとって大きなメリットです。

以前は網膜硝子体手術のあとの術後入院ということを、近くの病院眼科さんにお願いすることもありましたが、最近はそれもなくなりました。

本年も、時間が許す限り、網膜疾患の手術にも取り組んでいきたいと思っています。

ST