月曜日に白内障手術

今日は通常ならば特殊手術の日ですが、予定を変更して白内障手術を行いました。というのも、年末、年始に休みが入るため、予約をなかなかこなせないからです。

白内障手術はどの施設でも予約制ですが、待機期間は長いところで1年になることもあります。しかし、白内障手術といえば視力回復手術の代表であり、患者さんのご不便を考えると、あまり長く待っていただくのは好ましくありません。とはいえ、網膜剥離や眼内炎のように緊急性があるわけでもありません。

待機期間中に手術についてもう一度よく考えていただくことも必要です。ということで、待機期間は1〜2か月くらいが最も好ましいと思います。

今日は外来で、多焦点IOLを希望される方が数名来られました。コンタクトレンズを長年愛用されている方が白内障になると、術後にもメガネなしで遠方が見えることを希望されることが多いのですが、その場合、普通のIOLでは近用メガネ(老眼鏡)が必要です。

老眼の不便さを考えると多焦点IOLが視野に入ってきます。ただ、多焦点IOLでは焦点を2分割しているため、通常のIOLに比べ、結ばれた像の質が悪い欠点があります。それでも多焦点にするかどうかは、最終的にご本人様に決めていただくしかありません。

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