緊急の硝子体手術

昨年の秋から坪井孝太郎医長が加わったことにより、当院の硝子体術者が3名となりました。硝子体手術は白内障手術よりも時間がかかる上、使用する器械も多く、術式のバリエーションもいろいろですので、腰を据えた取り組みが必要で、術者は多ければ多いほど良いのです。

 

また、看護師やORTなどのコメディカルスタッフは、器械準備、器具出し(清潔介助)、器械の操作など、白内障手術よりも複雑な行程を覚えなければなりません。術者が増え、症例も増えるにつれて、周りのスタッフも学習する機会が増えますので、より安全な手術が可能となってきます。 

 

当院では9名の看護師全員が硝子体手術の介助が可能となるように教育プログラムを組んでいます。また、外回りのスタッフも複数名、コンステレーション手術装置の操作ができるように教育しています。結果として、硝子体手術の緊急対応が可能となっています。

 

春先からはほぼ毎週網膜剥離手術を行なっておりますし、加えて、黄斑前膜、黄斑円孔、糖尿病硝子体出血やIOL脱臼なども頻度の高い疾患です。

 

ある程度の追加手術が来るのを見越して手術予定を組むことにより、ほぼ時間内に全ての手術を終えられるよう配慮しています。坪井眼科は働き方改革、および生産性向上の優等生を目ざしています。

 

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