手術実績2017

今年も残すところわずかとなりました。今週の木曜で予定手術は終了です。もちろん、来週も緊急手術の可能性はありますが。

ホームページ担当の看護師さんが来年初頭にアップする2017年の手術実績を持ってこられました。2017年は手術総数こそ2016年と比べほぼ一緒でしたが、内容は大きく変わりました。

多焦点IOL移植術が大きく増加し205件になったほか、硝子体手術(132件)、緑内障手術(43件)も増加しました。単焦点眼内レンズの強膜内固定も多かったです。

レーシックはほぼ前年並みでした。

単焦点レンズによる通常の白内障手術はやや減少しました。

増加した手術は普通よりも時間のかかる、より複雑な手術でしたので、全体として、昨年よりもたくさん働いた感じがいたします。

副院長始め、多くの職員に支えられてたくさんの手術をこなすことが出来ました。ありがとうございます。

今日は他院でうまく行かなかった複雑な眼内レンズ移植がありました。縫合固定で虹彩捕獲とUGH症候群(硝子体出血と眼圧上昇が起こる)を来した症例のレンズを取り出し、新たに強膜内固定で適正な位置に入れ直す手術です。

今年は同じようなのを3件行いました。

緑内障の分野でも、トラベクレクトミー(濾過手術)が主であることは変わりませんが、新たにゴニオトラベクロトミーを始めました。白内障手術と同時に、隅角鏡で観察しながら隅角の詰まった組織を切除する手術です。MIGS(Minimally Invasive Glaucoma Surgery)と言われ、海外では数年前からよく行われています。

来年も、来院していただいた患者さんのご期待を裏切ることの無いように、誠心誠意、努力したいと思います。

ST