本年の始動

今週月曜から仕事初めです。早速、月曜日は硝子体手術など4例、そして、本日は昼から白内障手術が21例行われました。2週間のブランクがありましたが、いつもより少し慎重に始め、全例滞り無く終了いたしました。

外来では、長かった冬休みを待ちわびたように、大勢の患者さんにご来院いただきました。ありがとうございました。

うち一例、糖尿病による硝子体出血の患者さんは、12月に抗VEGF抗体を注射し、1月早々に手術を予定していたのですが、冬休みの間に硝子体出血が吸収し、視力が上がっていたので手術を中止いたしました。増殖性変化に対する抗VEGF薬の効果を再確認いたしました。

ルセンティスやアイリーアといった抗VEGF薬は、適応の拡大とその効果により、増々注射症例が増加しています。結果として、硝子体手術の必要性が減って来た感じがいたします。これも時代の流れでしょうか。

今年は4月から消費税増税とともに保険点数の改訂が控えています。われわれの診療所が大きな影響を受けること必定ですが、よい眼科医療を提供するという基本理念は忘れることなく、今年もまじめに取り組んで参りたいと思います。

本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

ST