ICLと白内障手術

今週も月曜日からたくさんの手術を行っています。うちお一人は、月曜にICL挿入を片眼に行い、火曜にもう片眼の白内障手術を行いました。

若年の片眼の白内障です。当ブログで何度も書きましたように、若年性の片眼白内障では、白内障になっていない眼との屈折合わせが重要になります。

もともと正視〜軽い近視の場合はそのままでOKですが、高度近視の場合、そのままだと手術眼も高度近視を残さなければならないため、術後のクオリティが悪化いたします。

正常眼の屈折矯正は通常はLASIKで行います。しかし、今回の場合、近視の強さと角膜の薄さからLASIKの適応を外れており、ICLを行ったというわけです。

白内障手術では多焦点IOLを用いるか、あるいは、やや近視を狙って単焦点IOLを入れ、モノビジョンにいたします。

こうすることにより、術後は裸眼で生活していただけますので、白内障になる前よりもむしろQOLがアップいたします。


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