介助のポイント

 坪井眼科では、開医院当初から日帰り手術で行っており、今までは介助の必要とされる方は入院施設のある病院で白内障手術が多かったのですが、最近では、ご家族の方・ヘルパーさんのご協力により、日帰り手術を受けられる方が増えて来ました。
当院でも、杖の方・車いすの方の介助にあたり、患者さんが安心して手術・検査を受けて頂けるように心掛けていきたいと思い、まずは基本の移動から考えました。<立ち上がりのポイント>
・一つひとつの動きに合わせて声掛けを行う。
立ち上がる方向へ身体を横向きに、台などにつかまり手足で踏ん張ってもらうようにします。転倒防止の為に身体を支えるときは、正面から抱きかかえるように。<車いすでの移動のポイント>
車いすを動かす前に、正しい姿勢で乗っておられるか確認。
移動の前には、声かけを行う。移動の開始や停止、曲がるときは、急に動かさずにゆっくりと。坂道や段差を下るときは、後ろ向きに行う。<杖や歩行器を使った歩行のポイント>
・向かい合わせに立って、ひじを下から支える。患者さんには介助する人の二の腕につかまってもらう。声かけを行いながら、患者さんが足を出すのに合わせて、タイミングよく足を引く。
手すりにつかまって歩行するときは、患者さんの斜め後ろに立って、ふらついた時にいつでも支えられるようにする。

車いすからの介助の仕方

これらの事を参考に、安心して頂けるように心掛けていきたいです。 R・I