初白内障手術

今日はお昼から、今年初めての白内障手術が20件行われました。昨年の暮れ、最後の白内障手術が21日でしたから、20日間のブランクということになります。これだけ間が開きますと、やはり少し緊張いたします。

でも、始まってみればいつもと同じく、予定通りに終了いたしました。

一例、外傷が原因の白内障があり、チン氏帯の断裂が危惧されましたが、実際に手術を行ってみると、全くといっていいほど問題がなく、ちょっと拍子抜けいたしました。このように、術前に予想を立ててはみるものの、実際に手術を行ってみないとわからないことは多いものです。

今日外来で診察した来週手術の患者さんは、同じようにチン氏帯の脆弱が予想され、場合によってはIOLが入らないことがあると説明いたしました。「では、失明するのですか?」ときかれましたが、IOLが入らないからといって、失明することはありません。通常の方法ではなく、縫い付けが必要となりますが、結果は同じようにちゃんと視力が出ます。

当院で普通用いる一体型のアクリル折り畳みレンズは縫い付けには適していませんので、縫い付けが必要となった場合は、後日、仕切り直して行うことになります。

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