ピント

本日のニュースで、「撮った後からどこでもピントが合う魔法のカメラ」(ITmedia ニュース 本日15時27分配信)という記事がありました。
写真を撮影する際に、全ての光線の方向を記録することにより、撮影した後でも写真のピントを好きな位置に合わせることができるという画期的な発想です。
以前にもこのブログ内でご紹介したとおり、目の構造ははカメラに似ているので、こんな不思議なカメラが登場すると興味がわきます。
さっそくこのカメラのサイト(https://www.lytro.com/)を見てみると、後からピントを合わせられるという写真を体験できました!
写真の中のピントを合わせたい場所をクリックすると、そこにピントが合います。それとともに、そこから離れた距離の物体ほどピントがぼやけます。
これは患者さんにも体験していただくと良いかもしれません。
白内障手術をして眼内レンズを入れると、ピントの合う距離は決まってしまい、そこから離れた場所はぼやけてしまいます。
これを術前に患者さんに説明するのですが、なかなか理解するのは難しいので、患者さんからは「距離が離れると全然見えなくなるのか?」、「どの程度ぼやけるのか??」など、さまざまな質問を受けます。
実際のところは、瞳の大きさや乱視の影響などで相当な個人差があるので、一概には答えられません。
しかし、ピントの合う位置によってどのように見え方が変わっていくのか、この写真を使えば疑似体験できます。患者さんに試してみていただければ良さそうです。
皆様もぜひご体験ください。

(Lytroさんのサイトより)
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