「目がショボショボする」
「なんだかすっきりしない感じ」
「乾くのに涙が出る」
これらはいずれも、比較的高齢の方によくある目の症状です。
こんな不快感は「結膜弛緩症」が原因となっている場合が多いです。
実は4月6日に某テレビ番組で紹介されたとのことで、私はその番組を見ないので知らなかったのですが、結膜弛緩症の説明をした時に、「ああ、それテレビでやってました！」と数人の患者さんから言われました。
結膜は目の表面を覆っている粘膜です。若い頃はピッタリと覆ってくれているのですが、年齢とともに皮膚と同様にたるんできます。
すると、まばたきの時にまぶたに引っかかってショボショボします。
また、本来ならまぶたのふちの涙がたまるはずのスペースを占拠するので、涙がこぼれやすくなります。
こんなわけで、様々な目の不快感となって現われるという訳です。
実は、最近のハイビジョンテレビでは結膜弛緩症までもが映ってしまいます。選挙の速報番組などでは特に分かりやすい（！？）です。（全然関係ないことばかり見ていて候補者の方にはスイマセン...）
高齢の方ほど目がうるっとした感じで、下まぶたのふちに涙がたまったように見えることがあります。これが結膜のたるんだ部分です。
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