ショパンのソナタ3番

ショパンソナタは3曲あり、最も有名なのは2番の「葬送ソナタ」ですが、個人的には3番が一番好きです。特に終楽章の迫力は比類ありません。古今東西ピアノソナタの中でも、もっとも聴き応え、弾き応えがあるのではないでしょうか。

必ずしも難しいという訳ではありません。むしろ、弾きやすいといってもよいでしょう。チェルニー50番終了程度で、やや大きめの手であれば、迫力ある演奏も可能です。

とはいえ、ここに聴くカツァリスほどの演奏はなかなかお目にかかれません。これがライブのビデオということは、一発録りのはずで、人間技を超えた、まさに神降臨といった感じがします。

同じユーチューブにあるボレットの演奏と比べると、カツァリスの完全無欠ぶりがわかります。もちろん、ボレットとてとても感動的な演奏ではあるのですが。。。

ユーチューブのようなメディアが普及すると、並の演奏では満足できなくなってしまいます。プロにとって厳しい時代になったものです。


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