多焦点IOL&LASIK

毎週木曜日は当院のレーシック手術日です。本日も全例無事に手術を終えることができました。
その中で、白内障手術で多焦点眼内レンズ(多焦点IOL)を挿入した患者さんのレーシックがありました。
多焦点IOLは当ブログ内でもたびたび登場しています(1/51/272/22/17など)。メガネなしで遠くも近くも見えるというのがとても良い特徴なのですが、このIOLの光学特性上、乱視(角膜のゆがみ)があったり、IOLの度数がきっちり合っていないと視力が出づらいという弱点があります。
白内障手術時にできる限りの処置はしているのですが、それでも若干の乱視が残ったり、度数が少しずれたりすることがたまにあるのは避けられません。これが現在の医学の限界でもあります。こんなときにもレーシックの出番で、今回は残っている乱視を矯正するためのレーシックでした。
レーシックには、先々週(3/4)にもお話したように様々な使い方があります。片眼に多焦点IOLを入れて、反対眼にレーシックという場合もあります(昨年12/18)。
多焦点IOLとレーシックの両方を扱っている施設数は全国的にも限られているので、両方ともできるのが当院の特徴です。
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