先日、大丸梅田店で開催されているブルーナ絵本展に行ってきました。
この展示は、2023年にディック ブルーナさんの絵本が生まれて70周年を迎えたことを記念した絵本展です。
2011年に高齢を理由に引退されるまで、120冊を超える絵本を出版されました。
ブルーナさんの絵本の特徴としては『ブルーナカラー』と呼ばれる赤、青、白、緑、黄色を使い、後年には、ぞうの色を付ける灰色、そして、くまやいぬを描くための茶色の色彩のみが絵本に採用されています。
パブロ・ピカソやアンリ・マティスなどに影響を受け、パッと一瞬で引きつけるようなシンプルな線と明解な色彩で独自のスタイルを確立されました。
なお、1955年当時子供向けの本といえば、写実的な描写が主流なため、斬新でモダンなキャラクターに大人たちは「子どもには理解できない」と敬遠していたそうですが、シンプルな線と明解な色彩は子どもたちの支持を得ることができ、人気絵本作家としての地位を確実に築いていかれたそうです。
一つ一つの作品が丁寧に作られている工程や世に発表されなかった原画をみることができ、とても充実した時間となりました。
(ついつい買ってしまったポストカードです😂)
いつか、オランダにあるミッフィー・ミュージアムにも行ってみたいです。
Y.T