堺市に越してきて1年。
歴史ある街とは知りつつも、普段の生活でなかなか堺について知ることはありません。
(古墳は至る所にありすぎて、近所の林ぐらいの感覚になってしまい興味は薄れました笑)
そんな時、たまたま見た堺市の市報に興味深い文字を見つけました。
世界中のトッププロが集まるロードレースの国際大会。
堺ステージを皮切りに、5月28日までの8日間で国内8カ所、合計630kmの公道を走破。
なぜ堺でそんな大きな試合が開催されるのか、しかも仁徳天皇陵・大仙公園の周りで?とはてなが浮かび見に行ってみることに。
当日は快晴、夏のような日差しが照りつけます。
いつもの穏やかな大仙公園と全く違い、人人人!そして、ロードレーサーや自転車好きが集まり皆興奮した表情で会場に向かって行きます。
いざ、レースが始まると応援の熱気、そして目の前をものすごい速さでざーーーと駆け抜けていく大量の自転車!!
さらに、最後のゴールまでの直線は前周とは比べ物にならないトップスピードで選手達がこちらに向かってきます。見ているこちらの心臓がバクバクしていました。
堺は第一回開催から毎年オープニングステージになっており、その理由は自転車との深い深い歴史にありました。
堺市のHPより
堺に自転車産業が根付いたルーツは、1600年前に築かれた日本最大の仁徳天皇陵をはじめとする百舌鳥古墳群にあります。巨大古墳の築造には、膨大な人力と道具が必要でした。その道具の製造には鉄と鍬の加工技術が必要であり、多くの職人が住むことで、堺に鉄文化が生まれました。その技術が鉄砲や包丁等の製造に活かされ、明治以降に海外から輸入された貸自転車の修理に役立ったことで、自転車産業の発展に寄与したと言われました。一時堺での生産量は完成車で20%、部品で48%の全国シェアを占めていました。
まさかこんな繋がりがあったとは、調べてみるとなかなか面白い。
あんまり興味のなかった堺がちょっと好きになったそんな一日でした。笑
H.T
おまけ
←百舌鳥古墳群PR大使のはにわ部長