空港トラブル

今日、空港に関するニュースがありました。

 

伊丹空港の保安検査場で、乗客の手荷物の中にあった刃物を見逃し、航空機内に持ち込まれた可能性があり、全日空は午前9時25分以降、南ターミナルを出発する全便の運航を見合わせていたが、午後1時ごろに再開、国内線11便は欠航になったというニュースです。すでに保安検査場を通過し、出発ロビーにいた乗客もすべて、一旦外に出され、保安検査場も封鎖されて、安全が確認できた正午過ぎに保安検査場は再開されたそうです。

 

出張、旅行、様々な予定で飛行に乗るつもりだった方々が多数、影響されてしまいました。安全確保のために必要な検査ですので、このような見逃しがあった場合、仕方がない措置でしょうが、仕事や観光に多大な影響が起こってしまいます。こういったミスがなくても、お正月やお盆、GWの時期は保安検査を通過するのに長蛇の列ができることがあり、ストレスを感じるときがありますよね。

 

少しでもスムーズに検査が進むよう、ベルトや金属製のアクセサリーをあらかじめ外しておく、ズボンのポケットは空にしておく、ペットボトルやパソコンを出しておく。できるだけ、スマートホンなど、小物類をカバンの中にいれて、荷物の数を減らす、こういったことを多くの人が心がけるだけでも、時間短縮につながりますが、それだけでは不十分かもしれません。

 

最近は、この作業を効率化するために、スマートレーンやCT型の手荷物検査が導入されている空港がいくつかあります。

スマートレーンは、手荷物を係りの方が手動で移動させていたトレーが、自動で流れるようになり、また荷物をおくスペースが広くなったため、3人同時に荷物台におけるシステムです。前の人が荷物を置き終わるのを待つことなく、荷物を載せ終えた人から、金属探知機の検査に回れるため、時間短縮につながっています。

CT型の手荷物検査装置は、従来の一方向しかX線を照射できない装置と違い、360°の照射が可能なため、パソコンやタブレットを取り出す必要がなく、荷物の中身が全方向から確認できる装置だそうです。

 

安全性が損なわれることなく、効率化が図れる技術は、どんどん導入してもらい、快適な空の旅へと繋がれば嬉しいですね。

 

 

TN