女子力

「女子力」とは? デジタル大辞泉の解説によると「女性が自らの生き方を向上させる力。また、女性が自分の存在を示す力。平成21年頃からの流行語。明確な定義はなく、女性らしい態度や容姿を重んじること、女性ならではの感覚•能力を生活や職業に生かすことなど様々な解釈で用いられる」…そうです。

あるコラムニストさんは、女子力は厄介な言葉で人によって定義が違うとしている。女性誌においては単に「フェミニンな魅力」であるが、ハイファッション志向の高飛車な月刊誌では「もろにファッショナブル寄りな概念,ないしは美意識」に近いものとし、芸能ゴシップの追求を主務とする女性週刊誌では「男性の転がし方(こんな表現で失礼します。)を婉曲に表現しているだけである」と指摘している。  どういう意味に解釈するかは個々に置かれた立場で異なるようですが、女子力アップのための講座、書籍が多数存在しているし、私立の中学〜大学にいたるまで入学案内でも見られるといいます。

ネットで調べてもいま一つよく分らないのですが、私は「女子力」とは女子に備わった特性ではないかと思うのです。では、その特性とはなんでしょう?男女の脳には性差があります。男女の脳は回路のかたちと信号特性が違うのだそうです。だから、同じ入力をしても全く違う出力を見るそうです。(富士通でソーシアルサイエンスラボラトリで人口知能つまりAIの研究開発に従事していた黒川伊保子博士の著書による)

簡単に言うと女性脳は右脳と左脳の連携がいい脳、男性脳は左右の連携があまりよくない脳だそうです。

左右の連携がいい脳は「察し能力」が高い「感じたことが即言葉になる」「とりとめのない情報を何十年経っても使える」 一方、左右の連携の悪い男性脳はマニアックな機能性を発揮する。自らの感覚を絶って、客観的な判断をしたり、大きな世界観を構築したりするのが得意なのである。これは逆に言えば、空気が読めないので客観的な指標を頼りにする脳という見方もできる。世の中には全く別の装置である男性脳、女性脳があるのでどちらが良いとか悪いとか、優れているとか劣っているではなく双方がお互いの無いところを補うのが人類にとって大切なことだそうです。

そこで、結論です。女子(脳)力とは、目の前をなめるように見て、他者の体調変化や食べ物の腐り具合いを見逃さず、おしゃべりによって潜在情報を収集し、それを何十年経ってもとっさに使える臨機応変脳。生活空間を大事にするし、共感してくれる相手に愛着がわく。ねぎらいの言葉がなければやる気を失う脳。

この特性にうんと磨きをかけると「女子力」がアップするでしょう!!!
Y.T