コンサートあるある

小さな市民ホールや公民館で行っているコンサートは気軽に行けるので、少し暇があると出掛けています。
先日も西区民センターで独楽の東日本大震災福幸支援コンサートがありました。
毎年コンサートで集めた義援金を持って気仙沼へボランティア演奏に行っている和楽器演奏集団です。

和太鼓メインで、太鼓がたくさん並んでいるその光景だけで迫力満点でした。
和太鼓は、無音の気の張った空気の中からの、小さな細かく正確なリズム、ボリュームの緩急に心が引き込まれる感じが良いところだと思います。
ですから、個人的にはシーンとした空気が重要なのですが、
気軽なコンサートあるあるで…

近所から来たおばさま方が、カバンからナイロン袋を出し、その中の飴ちゃんを横に回して配る、お礼を言う、私も持ってんねんと披露もする、飴ちゃんを取り出し、誰かひとりはアラッと床に落とす、みんなで探す、暗くて見えへんと言う、あとにしようと座り直す…

だいたい無音が訪れません。
ナイロン袋や飴ちゃんの袋の音、コソコソ声は咳払いなんかよりもよく響きます。
邦楽独特の間や、無音をじっくり味わって聴けたら幸せだと思います。

M.S