息子の学位授与式

今週半ばからお休みをいただいてスウェーデンのウプサラという町に来ています。ここには北欧一古い名門大学として知られるウプサラ大学があります。次男のPhD学位発表会に出席するのが目的でした。
発表会と言っても、実は審査会ですからこの発表の出来次第で「不可」と云うこともあったとか…

ウプサラ大学は過去15名もノーベル賞受賞者を出しており、眼科領域で受賞した数すくない人物で、検眼鏡を開発したガルシュトランドもこの大学です。

息子は過去4年の滞在中既に5編の論文を書いていましたので大丈夫とは思ってましたが、いざ実際となるとさすがに見ているこっちまで緊張しました。

彼は動物生態学の分野で脳の発達について研究してきました。脳はエネルギー消費が多いので、体の他の部分での消費が多いと発育しずらくなることや、高度な目的をもった活動をすればするほど発育することなどを、魚をもちいて調べました。

オポーネント(主査)は当分野における権威を外から招くことになっており、学内の3名のコミッティー(副査)と指導教官も加わって、学位を通すかどうか判断されます。今回の主査はカナダから来られた方でした。

受験者(息子)とオポーネントが各自20分ずつくらいプリゼンしたあと、1時間以上も受験者は突っ込まれた質問に答えなくてはなりません。すべて英語でのやりとりです。はらはらしましたが、なんとか乗り越え、学位をいただくことができました。

夕方には祝賀パーティーがあり、多勢の友人や先生方に祝福されていました。

Are you proud? Yes of course, thank you!

ST