患者さんから学ぶ

またまた急病診療所ネタです。
一般眼科と異なり、急病診療所では外傷の患者さんが多く来院、もしくは搬送してこられます。
そんな中で、まぶたに傷を負った患者さんを消毒しようとすると、傷の表面が薄い透明なフィルム(テガターム?)で覆ってありました。自分で貼ったとのことです。
気になったのでその場で調べてみると、「新しい創傷治癒」というホーム―ページにたどり着き、そこで「湿潤療法」を学びました。
ネットの情報なのでそのまま鵜呑みにするわけにはいきませんので、管理者のDrに質問のメールしてみたところ、突然の不躾な質問にもかかわらず丁寧にご回答くださいました。
そんなわけで、図らずも患者さんから貴重な情報を学ぶきっかけを頂きました。
患者さんがどこで湿潤療法を学んだのかまでは聞きませんでしたが、私の中で「傷は消毒」という固定観念を持ってしまっており、しかも眼科以外のことを勉強することが滅多にないので、傷の処置に関しては患者さんやネットの情報に負けるという結果になりました。
最近、いわゆる「士業」が資格だけでは食えなくなりつつあるのはネットの情報に負けるからだといわれますが、まさにそのことを身をもって知りました。
これからはさらに広くアンテナを張って、最新の知識を仕入れ続けたいと思います。
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