原爆の日

70年前の明日、広島市原子爆弾が落とされたました。一瞬にして14万人の命が奪われたと言います。

1984年の夏、小生はアメリカ留学のためミネソタ州ミネアポリスに赴きました。空港で初めて出会った雇用主は敬虔なクリスチャンでした。ミネソタ大学眼科で医師をしていましたが、お父様は牧師で、息子さんも牧師になりました。

その彼が開口一番、「日本は原爆を落とされて非常に痛ましく思っています。でも、そのおかげで更に多くの生命が失われずにすみました」と言いました。おそらく、日本人の小生にまず原爆の話をせずにはおれなかったのでしょう。それだけ、一般のアメリカ人にも深い悔悟の念が植え付けられているのだと思います。

アメリカが落とした原爆で死んだ罪なき人々、日本ではいつの間にか「戦争の犠牲者」になっています。「あやまちはくりかえしません」とは原爆記念碑の言葉。一体誰が誤ったというのでしょうか。

1945年から7年間のアメリカ占領軍による情報操作(WGIP, war-guilt-information-program)で、このようなことになってしまいました。マスコミが未だに戦争の責任を当時の官僚にかぶせているのが悲しくなります

われわれの近々の祖先が戦った大東亜戦争。責任転嫁することなく、自分のこととして考えましょう。そうして初めて、日本の未来への扉が開けると思います。

ST