電子カルテ

電子カルテは患者さんの診療情報をコンピューターで管理し、診療報酬請求に役立てるシステムです。紙カルテに比べ、検索が容易になり、検査データの経過をグラフで表示できたりと、良いことがたくさんあります。

 

しかし、紙カルテからの移行はなかなか困難ですので、当院では長らく導入をためらっていましたが、今年になって、来年(2020年)1月からの本格運用に向け、導入を決意し、器械の選定、ラン工事、ハードウェアの設置を終え、まずは画像ソフトの運用から開始したところです。

 

年内は画像ソフトの運用と再診患者様のサマリー記載を行い、来年の始めから、電子カルテを本格的に使うように計画しています。

 

とはいえ、紙カルテとの共存はしばらく必要です。職員全員が慣れたところで、来年の夏頃までには紙カルテを使わないようにするという目標をかかげました。

 

眼科では各種画像診断が重要であり、一般開業医(内科など)向けの電カルでは役に立ちません。また、年間数千件の手術をこなすため、手術室の利用や手術時の運用方法をすべて電カルで行わなわなければなりません。

 

従来から画像管理ソフト、独自の手術支援ソフトを使っておりましたが、今後は、これらのすべてを一括して処理するようにしなければなりません。

 

眼科日帰り手術施設として、満足の行く電カルに仕上がるのはこれからのことと思っています。

 

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