お盆の話題

毎年8月になると決まったように戦争のことがマスコミにとりあげられます。広島、長崎の原爆式典に始まり、8月15日の終戦記念日へと続き、8月16日が京都大文字の送り火

戦争が終わったことと、盂蘭盆会のご先祖参りがごっちゃになってしまい、学生は夏休みたけなわ、水死事故や熱中症など痛ましい事故も相次ぎます。

夏の風物詩と言ってしまえばそれまでですが、一体、いつまで続くのでしょうか。戦後65年、小生など、戦争の記憶はもちろんありません。特攻隊として参加直前に終戦という世代でも、すでに85才を越えています。

日本は一体誰と戦争をしたのか?マスコミの報道を聞いていると、「軍部」が国民を虐げた話ばかりですので、戦争相手がアメリカだったことなど、忘れてしまいそうな気がいたします。

明治時代に清国、ロシアと戦って勝った日本が、昭和に入ってドイツ、イタリアと同盟し、アメリカ、イギリス、フランス、ソ連などの連合諸国と戦ったのが第二次世界大戦=日本にとっての太平洋戦争でした。

この戦争によっていわゆる冷戦構造が出来上がりましたが、それも、1989年のベルリンの壁崩壊によりなくなってしまいました。

世界の覇権構造が大きく変わっても、太平洋戦争に対する報道姿勢は全く変わる気配がありませんね。


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