手術検討会

今日はお昼からの手術はお休みして、毎週金曜の午後に行われている手術検討会が行われました。来週は月曜から金曜まで、フルに手術が組まれています。そのうち白内障手術は50例に達します。

検討会では、一例ごとに、前眼部および後眼部OCTのデータを中心に、予後や術式が検討されます。IOL度数が適切かどうかについて、特に念入りにディスカッションされます。

よく話題にあがるのは、OCT所見における黄斑前膜です。白内障の混濁で検眼鏡で眼底があまり見えない場合でも、前膜があれば、ばっちりとうつってしまいます。これが術後の視力に影響するかどうか、なかなか判断が難しいことも多いですが、少なくとも術前の説明は必要です。

視神経の異常についても、OCTが定量的に判断してくれますから、とても助かります。

前眼部OCTでは、浅前房、狭隅角が一目瞭然となりますので、術式の検討に欠かせません。

浅前房例ではIOL度数が狂いやすいことも、術前における注目点のひとつです。


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