デジカメ

 デジタルカメラが当院の必須アイテムになってから、数年経ちました。
撮影時、未だに片目をつぶろうとしてしまうのは私だけですが、たいへんお世話になっております。

白内障手術ではご高齢の方が来院される機会が多く、お名前をお呼びしても聴き取っていただけない場合もあります。
または、他の方のお名前で手を挙げていただく場面もありました。そんな時デジカメの登場です。
「お名前呼び間違えてご迷惑おかけするといけないので、カルテに写真貼らせいただいてよろしいでしょうか?」
みなさん快く白い壁の前の椅子に腰かけ、真剣な眼差しで撮らせてくださいます。同姓同名の方も同様に〜

 2年前から“タッキング”というまぶたの下がってこられた方の手術もさせていただいてます。まぶたが視野を狭くして、日常生活に支障をきたしておられる方が結構いらっしゃいます。特に女性の方が多いように思われます。
以前“タッキング”をお受けになった80歳代の女性の方で、目がパッチリ、すっきりになられ、
「もう一度嫁に行ける」
とおっしゃっていただきました。手術のbefore・afterはデジカメで撮らせていただき、PCに保存しております。
確かにおっしゃるとおりです。
 私も近い将来まぶたで前がみえにくくなりましたら“タッキング”のお世話になり、上記のご婦人に続きたいと思っております。 
バックトゥーザフューチャー