夜景 1

 先週の寒い夜
「夜景を見たい」
という一言で、うろ覚えの五月山を検索。池田市とわかり、早速、出発。市街地を抜け、車がほとんど走っていない山道にさしかかったとき、どこからともなく一台のワゴン車が目の前に現れ、まるで誘導してくれるかのように前を走っていくのでした。
と、突然『五月山霊園』の看板がどぅ〜んと現われたのです。
一同、ぞぅ〜と寒気を感じながら、
「どこへ行くの?」
「どこまで行くの?」
「なんであの車について行くの?」
運転担当
「わからないけど、ついていく」
「道知らないから」
一同、しぃ〜ん〜 寒さ×2
みんな無言になった時、突然目の前に広がったのが写真の風景でした。

「きれぇ〜い!」
「綺麗!」
「キレイ〜!やねぇ〜」
一同、うっとり。先ほどまでの恐怖心はどこへやら、見とれておりました。
が、ふっと下を見おろすと
『墓石の行列』
「ここは霊園やった」
寒さ×3
「帰ろ〜う」
「よく見たし、もう帰ろう」
「さっきの車は??」
帰路は不安を打ち消すかのように
「あそこは穴場やったねぇ」
「トトロの森みたいやった」
と、いきなり
「クマ!」
「右の前に、クマがいてた」
「え〜ぇ〜いいなぁ〜、見たかった」
「イノシシと違う?」
そこで、5歳児参加
「サイやった」
「サイはいてないよ」
「そんなやつおらんで〜(大木こだま風に)」
「サイのおしりやったもん」
と、サイは譲らず。
わあ、わあ、がや、がや、ああだ、こうだ、といいながら元気を取り戻し、家へ。
翌日、5歳児に異変が、、、、、、
会話の中に突然『レイエン』が入るようになったのです。なんの脈絡もなく。奇病でしようか?
『oh! my God!』
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