ホロヴィッツのベルカント奏法

今日はLASIKを中心に手術が行われました。うちの一例に、数年前に(他施設で)行われたLASIKの追加矯正があり、OCTで確認したフラップ厚が200マイクロと厚めだったので、ひさしぶりにLASEKを行いました。この方法は今なお現役です。

昨日ご紹介したホロヴィッツは、皆様ご存じのとおり、20世紀で最も有名なピアニストです。後のシフラやアムランのような「バカテク」の走りで、素人の演奏家にはとても真似ができないことから、尊敬を集めました。

ところが、ホロヴィッツの本質は実はテクニックだけではありません。それだけなら、多分、アムランが上でしょう。彼の優れているのは、独特の「歌う」奏法にあります。これだけは誰も真似ができません。主旋律だけでなく、隠れたメロディもふっと響かせます。

大全集の中から、例えば、チェロのロストロポーヴィッチと共演した、ラフマニノフチェロソナタ第3楽章を聴けば、独特のベルカント奏法に心打たれることでしょう。

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