新型コロナは眼科でも用心

新型コロナウィルスの感染者が増えつつあり、医療機関としては最大限の用心が必要になってきました。とはいえ、大阪で確認された感染者はまだお一人です。ここで食い止めることが大切です。

 

3週間ほど前に、アメリカの眼科学会から緊急メールがあり、眼科医療機関における注意が喚起されてました。ウィルス感染の常で、結膜炎(充血)で発症することがあり、患者さんが最初に眼科を訪れる可能性もあるからです。そう言えば、中国で最初に危険性を述べ、残念ながら亡くなられた医師も眼科医だったとか。

 

アデノウィルス感染症(EKC)と同じく、隔離して診療することはもちろん、医療者を保護するためN95マスク着用が求められます。当院では早速N95を一定数確保し、万一の場合に備えるとともに、普段からマスク、アルコール消毒を心がけることといたしました。

 

2月初めからスタートした電カルは、今のところ順調に稼働しています。電カルになって最も良いのは、患者さんのデータがいつでもどこでも参照できることです。ちょっと気になった患者さんのことを後から調べたり、手術予定の患者さんの眼内レンズの変更など、とても簡単にできます。

 

しかし、電子データで保管されている関係で、停電や災害など、万一の際に大切なデータをどう守るかということを考えておかなくてはなりません。

 

停電だけならば補助電源が作動するのでデータが失われることはありません。ただ、地震による津波ということになれば、当院のある位置は到底安全とは言えません。そこで、データを持って逃げるという手段が最終的に必要になってきます。そのためのリュックを備付けることにいたしました。

f:id:tsuboieye:20200219200842j:plain

 

ST