だんだんと暑い日が多くなって来ました。
今年の夏に間に合うよう数ヶ月前から太鼓を練習していたのですが、先週太鼓デビューを果たしてきました。
民謡では、唄を追うように三味線や尺八、太鼓が少し遅れて演奏するのですが、音頭では先頭を行くのは太鼓です。
民謡の三味線を担当している私は、太鼓でもついつい唄を聴いてしまって遅れるのでこれを治すのがなかなか大変でした。
舞台袖から見えるのは、舞台のライトの眩しさとお客さんの熱気です。
何度舞台に立っても出番を待つ間は、あーなんでここに来てしまったんだ、トイレに逃げたい、と自分のメンタルの弱さを痛感します。
出だしのテンポを間違えたら終わりだっと舞台袖ではテンポをずっと確認していました。
私達の前が江州音頭で、私のする泉州音頭と同じようなリズムで速いテンポなので惑わされないよう必死でした。
始まってしまえば緊張感も飛んで行き、私達の演奏に合わせて踊ってくれるたくさんの踊り子さんを見ていると幸せで、踊り子さんと目を合わせて笑いあったり、とても楽しく過ごせました。
この日は8時間くらいの長丁場でしたが、ずっと盛り上がって踊り続けていて、みんな元気だなぁと尊敬してしまいました。
M.S