術後の残余乱視軽減への挑戦

白内障手術においては、手術がきれいに終了するだけでなく、眼内レンズの度数がその患者さんにきちんと合うことも大変重要です。
眼内レンズの度数計算には絶対的な式がまだ開発されておらず、経験式にたよるしかありません。
SRK/T式やHaigis式など有名な計算式があり、それに各施設ごとに術後成績から算出された定数で微調整を行います。
多数の手術を症例を経験している当院では、その経験を活かし易いと言えます。
もちろん、手術をしっぱなしでは全く意味がありません。常に術後の結果をフィードバックしていく必要があります。
昨日の院長の記事にもございますように、当院では医師のみならず、検査スタッフと手術部看護師も常に眼内レンズのことを気にしております。
全症例の術後成績をきちんと把握してくれているので、それぞれの患者さんにどの種類のレンズ、どの度数が合うかを話し合って決めることができます。
医師の独断だけで決めるよりもはるかに正確かつ安全なシステムだと思っております。
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