春の桜が散り、今月は牡丹の大輪が見頃を迎えていました。
ぼたん祭りでの演奏依頼を受け、宝塚市の長谷ぼたん園へ行って参りました。
午前と午後の演奏の合間に、ゆっくりぼたん園を散策できました。
牡丹はたくさんの種類があり、この時期だけでなく、
二期咲き(早春と初冬)の寒牡丹や、春牡丹に手間をかけて冬に咲くようにした冬牡丹もあるそうです。
ですから、季語として夏も冬も使われています。
ぼたん園を散策していると、変わった名前がついているものがいくつも目にとまりました。
実際にどんな名前があるのか調べてみると
「御所桜」「八重桜」
「吉野桜」「千代の桜」
「島の藤」「鎌田藤」「八千代椿」
牡丹じゃなくて⁉︎
「七福神」「神風」「笑獅子」「神楽獅子」
「長寿楽」「寿の良子」「寿の花火」
「天女の舞」「日の出世界」
なんせおめでたい。
黒い花では 「深夜の星」「暗夜の光」
白では 「白鳥の湖」「伯爵夫人」
赤では 「夕焼け空」「初日の出」
黄色においては 「黄金の塔」「真昼間」
名前だけで十分に色と雰囲気が想像できます。
お花を楽しんだ後は、野点の席があったので一服いただきました。
御茶菓子の牡丹のリアルさに驚いたところで、
切ると白餡でなく粒あんという意外さにもやられました。
ぼたん園での癒しの時間は、今日の演奏の出来がどうだったかなんて
すっかり忘れさせてくれるものでした。
来月は舞洲ゆり園に行ってみようかと計画中です。 M.S