夜桜

 先週末の大雨・暴風で桜も散ってしまいましたが、運よく少し前に夜桜巡りをしてきたので書かせて頂きます。
まず1ヵ所目が京都祇園白川一帯。 軒を連ねる京町家つくりのお茶屋さんや料亭、石畳の小路が桜並木のライトアップとすごくあっていて日本人で良かったなと思いました。桜のトンネルみたいになってました☆


2か所目が大阪城公園の西の丸庭園。ソメイヨシノを中心に約300本の桜の木が植えられているそうで、京都とはまた違う雰囲気でした。京都は華やかで女性的、大阪城は威厳があって男性的という感じでしょうか。
その後天守閣などもまわり、暗くて画像が撮れなかったのですが、一つ気になったのが桜門のそばにある「蛸石」と呼ばれる塀の中の巨石。大きさは5.5×11.7mおよそ130トンと推定されてるそうです。寛永元年(1924)に岡山藩主の池田 忠雄が寄進した物で岡山の花崗岩だそうです。
どうやって運んだのか?がすごく気になり調べたところ、引き潮、満ち潮を利用し1カ月に1回大潮の時に巨石を運びその上に船、そして石の周りには樽をくくりつけたようです。そして潮が満ちて軽くなった時に船を出したそうです。

大阪に到着して淀川や海辺の湿地帯から運ぶ際は、丸太が転がらないので滑りを良くする為に昆布のネバネバを利用したそうです。大阪名物だった昆布を加工する際、捨てられていた昆布の根を再利用したそうです。
今の時代は便利ですが、ある物で解決する昔の人の知恵は本当に凄いなと感心しました。


t.m