光と影

年末年始に実家へ帰省した際、両親と藤城清治さんの作品展を訪れました。
影絵作家の第一人者である藤城さんは米寿を迎えてなお精力的に創作活動を
されています。
ちょうどご本人が来場されていて、とてもお元気そうな姿を拝見できました。

幻想的で鮮やかな色彩で彩られる独特の世界観は感動的でした。
童話や聖書、実在する風景や建造物まで作品のテーマは多様で
見るものを飽きさせません。
作品に光を透すことで生まれる光と影のコントラストと豊かな色彩は
今までに見たことのない圧倒的な世界観でした。

なかでも、実際に自分の目で見てデッサンされたという、
東日本大震災で被災した陸前高田市の一本松や、
復興の兆しと題された七ケ浜町を描いた作品は特に印象に残りました。

この日購入したカレンダーが今年1年実家のリビングを彩ってくれそうです。

N.Y