以前、目の病気の「シーズン」もしくは「季節」なるものについて述べさせていただきました。
最近なぜか多いのは「再発性角膜上皮剥離」です。
その名の通り、黒目（角膜）の上皮がめくれてしまうのですごく痛くてつらい状態になります。
しかもこれを何度も繰り返してしまうので、患者さんは大変です。
さほど頻度の高い病気ではないのですが、最近なぜか立て続けに来られました。
過去に目を突いたことなど、外傷がきっかけとなることが多いです。
治療は眼軟膏・点眼と眼帯で、上皮が治りやすいように安静にした方がよいです。
角膜の表面を注射針で処置しておくと再発が予防できますが、それでも何度も繰り返してしまう場合もあります。
起床時に目を開けた瞬間に発症しやすいので、目を開ける前に点眼をまぶたのすき間から入れて、目を潤してから開けてもらうと
発症しににくくなります。
毎年、季節の変わり目にはちょっと変わったことが起こるようです...
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