忙しい外来

今週に入り、外来が急に忙しくなり、予定手術に加えて緊急手術が入ったりと、大変です。昨日はブログを書く余裕がありませんでした・・・。

思い返せば、昨年の同じ時期、小生は胆石症による入退院を繰り返しており、眼科を離れておりましたので、この時期の喧騒を忘れておりました。

大体眼科は4〜6月にかけて患者さんの数がピークを迎えます。冬に忙しい内科とは対照的です。

なぜそうなるかについては、諸説紛々、なかなかわかりません。一説にはスギ花粉のせいだとありますが、当院で手術患者が増える説明にはなりません。

網膜剥離は春先に多いと云われています。確かに、3月に3名4眼の網膜剥離を経験いたしました。しかし、その程度では全体の増加を説明できません。

白内障や近視手術はそれほど緊急性がありませんが、日本人の心の奥底にしまわれている季節の変わり目=節分を契機に、手術への心構えが出来るのではないかと想像しています。白内障手術のもう一つのピークは10〜11月であり、この説を裏付けています。

3月に手術を行った網膜剥離患者さんはいずれも一度の手術で復位しており、よかったです。白内障手術とちがって、再手術の可能性があるというのが、網膜剥離のむつかしい点です。その点を患者さんによく説明しておけば、再剥離であわてることもありません。


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