遠視の手術

今日は白内障手術が行われました。特に問題なく終了いたしました。

ほぼ週に2回、白内障手術を行っています。お昼の2時くらいから5時くらいまでです。

手術が終わると、ちょっと放心状態になってしまいますが、ここから業者の方とお会いすることも多いです。ということで、いつも不機嫌な顔をしているかと思いますが、ご容赦ください。

午前中は診察ですので、どうしても手術のあとということになってしまうのです。

今日は当院に置いているエキシマレーザー装置(VISX Star S4 IR)の学術の方がお見えになりました。

器械そのものは導入後10年と古いものですが、バージョンアップを繰り返すことにより、常に最新の機能を維持しています。特に、ウェーブフロントアナライザーとの連動という点で、未だにこれを超える器械はありません。

ところで、フェムトセカンドレーザーを用いて、LASIKのフラップを作る要領で角膜を半層切開し、実質にレンズや絞り(擬似虹彩)を挟み込む方法があります。主に遠視、老視の治療に用いますが、日本ではほとんど普及していません。

西洋人は若くして遠視の方が多いのでこのような術式がよく流行っています。しかし、日本人ではもともと近視が多く、遠視は60歳以上で発現することがほとんどですので、遠視の手術加療として白内障手術で済むことが多いからなのです。


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