修行

レンズのセッティング練習会が先日行われました。
眼内レンズは直径6mmほどありますが、手術の傷口は3mm以下です。そのため、挿入時には折り畳んで眼内に挿入します。
眼内レンズは会社ごとにレンズの形状が違っています。素材や形だけでなくて、折り畳んで入れる時の器具(インジェクターやカートリッジ)なども全て違います。器具の形や大きさ、ネジの具合、押し心地、セッティングポイント等、本当に細かく違っていて、オートマッチックなものからマニュアルミッション的なものまで様々です。事前に何度練習してても、いざ本番になると緊張して、変な汗をかくこともあります。清潔介助時に感じるプレッシャーの2/3はこのレンズのセッティングのせいかもしれません。
同じように習っても、個々で微妙にやり方が違っていたり、会社による得手不得手があったりもします。白内障の清潔介助の修行とでも言いましょうか…。清潔介助に入るスタッフは、変な汗をかかないように、日々精進しています。
これらの恐ろしいプレッシャーに打ち勝ってこそ、一人前なのでしょうか?!

KA