多焦点眼内レンズ

今日は外来の患者さんが多く、午前の外来が1時半までかかってしまいました。昨日の手術患者に加え、初診の方も大勢こられていますので、どうしても外来が長くなってしまいます。

水曜の午前はもともと3診(医師が3名で対処)でしたのに、昨年春から2診になってしまい、だんだんと混雑して来た訳ですが、この7月からまた3診になる予定ですので、今しばらくの辛抱です。

今日は多焦点IOLを希望して来院された方が数名おられました。多焦点IOLは次第に認知度が高まっており、また、高度先進医療に入って、一部の民間保険が給付を開始しておりますので、一気に火がついた感じです。

しかし、このブログで何度も書いておりますように、誰にでもお勧めできるわけではありません。患者さんにIOLの特質をご理解いただき、本当に必要かどうか、何度も確認いたします。自費診療(+保険の併用)だからよいという訳ではありません。

海外の学会でも毎年のように「多焦点IOLで不満を訴える患者の対策は?」という感じのセッションが複数あります。それだけ、世界中どこでも苦労されていますし、関心も高いわけです。

幸い、当院では、セレクションを厳しくしているおかげか、ここのところ、「おおむね」ご満足いただいております。レンズの種類も、回折型で2種、屈折型で1種の計3種類ありますので、患者さんに合わせた選択も可能となっています。

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