超大型連休を利用して、初めてパリに行きました。あんまり日にちがありませんでしたので、現地の旅行代理店にお願いしてグループ観光扱いで、ベルサイユ宮殿やオルセー美術館などで長い待ちを免れることができました。とはいえ、見るところが多すぎたので、とっても疲れました。
ベルサイユ宮殿は17世紀に絶対王権の象徴であったルイ14世が建造した宮殿で、その広さと豪華さはまさに圧巻でした。
ルイ16世の時代となり、オーストリアから嫁いだマリー アントワネットが住んでいたプチトリアノンでは、故郷を偲ぶ田舎家が多数作られ、アントワネットの孤独を知ることができました。18世紀の終わり頃、この宮殿からひきづり出され、パリ市中、コンコルド広場で断頭台の露と消えたことを、現地で語られると、その生々しさは格別でした。
オルセー美術館では印象派の画家が数多く展示されており、美術の教科書で習った有名どころがたくさんありました。その一つがミレーの「晩鐘」です。しかし実際は農民が教会の外でお祈りをすることはありませんので、ミレーが心で感じた創作であるところが印象派たる所以であるとの解説でした。
5月1日はメーデーで、市内ではデモが予想されており危険なので、郊外へとピクニックに出かけました。印象派を代表する画家、クロード モネが晩年を過ごしたジベルニーでは、有名な「睡蓮」の描かれた場所を散策できました。
夜はフレンチカンカンで有名なキャバレー、ムーランルージュへ。モンマルトルの麓にある赤い風車で、かって印象派の画家たちが住んでいたところです。ルノワール、ロートレック、ゴッホなどです。
現地の医療体制など、面白いお話は明日書きます。
ST