先月、米国眼科学会(AAO)が高齢者の目の健康を守るための方法を紹介しました。
米国では、65歳以上の6人に1人の割合で矯正不能な視力障害を認めるとのことです。
高齢者が視力を保ち、健康的で自立した生活を送るために、AAOは次の7項目を勧告しています。
（1）65歳になったら、眼科健診を1-2年に一度受ける。
（2）読み書きや運転、テレビ視聴などに支障が出る、物をなくす、物にぶつかる、足を踏み出すのを恐れる、何かを見る時に頭を傾げるといった、視力低下の徴候を知る。
（3）眼の健康に役立つ栄養素（ビタミンCおよびE、亜鉛、ルテイン、ゼアキサンチンなど）を含む健康な食生活を送る。
（4）たばこは吸わない。喫煙は白内障、加齢黄斑変性などのリスクを高める。
（5）血圧、コレステロール、血糖を正常値に保つ。
（6）定期的に運動する。
（7）戸外では紫外線100％カットのサングラスを使用する。
これらはもちろん日本人にもあてはまります。
(1)〜(6)で、眼病予防と早期発見を心がけたいものです。
(3)については、先日の「ルテビタアイ」の記事もご参照ください。
(7)に関しては、黄色人種は白人の青い目よりも紫外線に強いとは思われますが、それでもある程度は気を付けた方が良いでしょう。
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