今週もいつもどおり火曜と水曜日に白内障手術を行い、術後の患者さんが本日も大勢来院されました。
よくある質問の１つが、「まわりの人は術後すぐに見えるようになったと言っているのに、私は全然良くなっていない。大丈夫でしょうか？」というものです。
結論から言えば、大丈夫です。
白内障手術を受けた後、目の状態が安定するまでには個人差があるため、このようなことが起こります。
特に、白内障が進行して水晶体が硬くなっていた場合や、目の中の手術スペースが狭い（＝浅前房）場合などでは、術後に黒目が腫れる（＝角膜浮腫）ため、術後の数日間は見にくい状態が続きますが、自然に治るので心配は要りません。
これとは逆に、術後に角膜浮腫などが起こらずにすむような幸運な目をお持ちの患者さんの場合には、先述のように「術後すぐ見えるようになった！！」と大喜びされるわけです。
このような理由で、患者さんの術後経過も十人十色です。他の方が見えると喜んでいるのに自分は見えないという状況でも、焦る必要はありませんのでご安心ください。
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