昨日の記事で職員が書いてくれてますが、大阪、京都は観光によし、住めばもっとよしの素晴らしい都会です。私は過去あちこちと旅行もし、米国では２年半も住んだ経験がありますが、大阪ほど良いところはありませんね。
大港湾都市大阪と観光、学園都市京都のバランスが良いのです。そういえば、最近まで次男が住んでいたスウェーデンは、港湾都市ストックホルムの北、電車で１時間以内の所にウプサラという町があり、歴史の古い大学があります。
歴史といえば、米国の都会は全く面白みがありません。また、香港やシンガポールといった、今や日本よりも個人あたりGDPが大きい都会でも、ただただビジネスライクであり、大阪のような歴史は感じません。香港の人に聞くと、みなさん大阪が好きとおっしゃいます。
最近、インバウンドで関空の人気が羽田を上回りかねない勢いだそうですが、当然ですね。東京には江戸より前の歴史がありません。
京都と比べると大阪は歴史的遺産ではイマイチと思われがちですが、実は京都よりも古い歴史があるのです。世界一大きいともいわれる大仙陵を中心とした百舌鳥古墳群、上町台地の住吉大社、西宮と今宮の恵比寿神社などがあるからです。
八幡信仰の源、応神天皇陵のある古市古墳群は、さらにまとまりが良いので、こちらも世界遺産に最適ではないでしょうか。
大阪の歴史探索、観光都市化はまだまだこれから大いに盛り上がる可能性を秘めています。
そのためには、なぜこれほどの歴史遺産が忘れられているかを含め、大阪の生い立ちをもう一度見つめなおすのがよいでしょう。
ST
