多焦点IOLの自己負担金

多焦点IOLのうち、アルコン社リストア、AMO社テクニスマルチ、HOYA社iSiiは評価療養といって、手術日当日のレンズ代および手術代金は自費となり、その他の薬剤や術前後の診察代は保険適用となっています。厚生労働省が認めている、数少ない混合診療の一つです。眼科ではあと、前眼部OCT検査があるのみです。

自費負担額はあらかじめ当局に届け出なければなりません。この4月より消費税がアップされ、この手術代金についても、年度末に総売り上げの8%を消費税としてきっちり税務署に納めなければなりませんし、眼内レンズの購入代金も消費税分アップしておりますので、まことに心苦しいところではありますが、当院においても今後、多焦点眼内レンズの手術代金を値上げすることにいたしました。

老人医療や年金などの福祉制度を維持するためのお金とご理解いただけたらと思います。

新しい代金は片眼につき40万円です(消費税込み)。完全自費のレンティスが61万円ですので、バランス的には丁度よい金額かと思います。

4月以降、多数の患者様にご来院いただき、手術予約がだんだん先へと伸びつつあります。夏が過ぎるまでには追いつけると思っていますので、今しばらくご猶予いただきたくお願いします。

もちろん、緊急を要する疾患に対しては、速やかに対処できるよう努力しています。

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