Eye Center

坪井眼科の英語表記は開院当初よりTsuboi Eye Centerとしています。一般的なClinicではなくCenterとしたのはなぜか。それは、個人経営の眼科日帰り手術医療機関の名称として、海外ではごく普通だからです( Ambulatory Surgery Center → 〜 Eye Center)。いわば「意訳」したものですね。

 

最近では日本でもあちこちで「アイセンター」を名乗る施設が増えてきています。総合病院などでも、眼科は日帰り手術に特化して独立した方が効率的かつ建設的であることがようやく認められてきたからです。

 

もともと全身状態にほとんど影響を与えない眼科手術は日帰りに向いています。麻酔も局所麻酔がほとんどですし、一例あたりの所要時間もそれほど長くありませんので、体力の消耗がありません。日帰りにより、普段の生活をそのままで手術を受けられます。

 

さらに大事なのは、入院を避けることにより医療費が節約されることです。「建設的」というのはそのことであり、一定の予算の中で、新しいことや高度なことに取り組む余裕が出てきます。高額な設備投資の必要なLASIKや多焦点眼内レンズも日帰りだからこそ導入が可能になります。

 

開院当初は術者が院長1名でしたが、15年目くらいから副院長との2名体制ができ、最近医長が加わって3名となりました。医師6名のうち手術担当が3名在籍していますので、複数の手術を同時に3列で行うことができます。1例1例余裕を持って取り組むことにより、より安全な手術を追求することが可能になってきます。

 

今日も白内障12件、緑内障レクトミー1件、硝子体2件(網膜前膜、網膜剥離)と多彩でしたが、3名の術者で午後4時半に手術が終了しました。

 

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